第1章 はじめに

4. 今後の課題

③ 新型コロナウイルス感染症などの新たな危機

 2020(令和2)年に流行した新型コロナウイルス感染症は、国民の日常生活や経済活動にさまざまな影響を及ぼしました。感染拡大防止のための外出自粛要請や休業要請などの結果、企業の活動が停滞し、伊賀市においても産業の中心である製造業のほか、飲食業、小売業をはじめ多くの産業において、事業の継続や雇用情勢に大きく影響が及んでいます。感染リスクがゼロになり、経済や社会が元の姿に戻るには相当な時間を要すことから、今後、社会経済活動への影響はさらに深刻になると予想されます。

 行政分野においてはデジタル化・オンライン化の遅れ、都市の過密や一極集中のリスクなど、新型コロナウイルス感染症の拡大により課題が明らかになりました。

 その一方でテレワークや時差出勤が進み、働き方が多様化するほか、日常生活においても食事のテイクアウトや通販サイト、電子決済など非接触、非対面のサービスが普及されたことは私たちの社会における大きな変化です。

 今後においても、新型コロナウイルス感染症に限らず未知の危機が発生するおそれがあることから、今回の課題を検証し、行政のデジタル化をはじめさまざまな面での早急な対応が必要です。

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