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第4章 横断的な取り組み(まち・ひと・しごと創生)

1.これまでの「まち・ひと・しごと創生」の取り組み

(1)2020(令和2)年にめざすべき伊賀市の姿

 加速する人口減少に歯止めをかけるため、伊賀市では第1期伊賀市総合戦略を策定し、『来たい・住みたい・住み続けたい“伊賀”づくり』をテーマとして、地域の課題を解決し、「しごと」と「ひと」の好循環を生み続ける「まち」づくりを推進するため、次頁に記載する4つの基本目標の下で取り組みを進めてきました。

 その結果、2020(令和2)年にめざすべき伊賀市の姿として設定した将来人口の展望については、死亡の増加と出生数の減少により人口の自然減少数が大きくなる一方で、転出数と転入数の差が縮まったことから、国立社会保障・人口問題研究所(以下「社人研」という。)による推計人口よりも一定引き上げることに成功したものと考えます。

項目 設定した
目標
直近の
状況
人口 90,000人を
維持
―(策定時点でR2国勢調査結果が未発表のため)
合計特殊出生率 1.4 →
1.6に上昇
1.36(H29/「H31伊賀保健所年報」)
社会減少(転出超過) 400人/年平均 →
300人/年に抑制
133人/年(H27~R1平均値/
三重県統計課「月別人口調査」)

 合計特殊出生率の低迷は伊賀市に限らず、全国的な傾向となっており、全国の年間出生数も減少が続いています。伊賀市の合計特殊出生率は1.4前後で上昇下降を繰り返していますが、年間出生数は徐々に減少して600人を下回っており、このことは若者世代(20~39歳)が少なくなっていることが大きいと考えられます。老年人口の増加に伴い年間死亡者数も1,200人を超えていることから、今後もさらに自然減少が進むことが懸念されます。

 一方、転入出についても、全国的に東京圏への転入超過が続いている状況です。伊賀市では、外国人住民の転入増加により人口の社会減少数は小さくなっていますが、依然として若者世代の転出超過が続いています。また、外国人住民においても、人口移動は景気の状況に左右される傾向があるため、新型コロナウイルス感染症などによる今後の不透明な状況も含めて注視していく必要があります。

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