資料

策定経過等

答申

2021(令和3)年3月 29 日

伊賀市長 岡本 栄 様

伊賀市総合計画審議会
会長 岩﨑 恭彦

伊賀市総合計画について(答申)

2020 (令和2)年5月27日付伊総政第79号で諮問のありました伊賀市総合計画について慎重に審議を重ねてまいりました結果、別添の第2次伊賀市総合計画第 3 次基本計画(最終案)を適当と認めましたので答申します。
なお、答申にあたり下記のとおり意見を付します。

第2期伊賀市まち・ひと・しごと創生総合戦略を包含し、本計画のすべての基本事業を人口減少・少子高齢化対策の視点で再構築した横断的な取り組みと位置付けていることから、一体的な取り組みによる相乗効果を期待します。

新型コロナウイルス感染症の影響に伴う社会の変化に対応し、先行きが見えない中でも各施策への課題や取り組みへの記載を盛り込んだことは評価します。
今後は、本計画の推進にあたり、急激な社会情勢の変化にも対応できる柔軟な措置を講ずることを期待します。

第2次基本計画期間に実施した外部評価における当審議会委員の意見を踏まえ、成果指標の置き方を見直して施策全体と基本事業毎に設定したり、基本事業に関連する個別計画を記載するようにしたことなどの工夫は評価します。今後は、成果指標の達成に向けて効果的な進行管理を期待します。

成果指標については、一部の基本事業では成果(アウトカム)指標に相応しくない(アウトプット)指標となっているものが見受けられますが、概ね当審議会の意見に対し、真摯に向き合い対応いただけたことは評価します。

持続可能な開発目標(SDGs)との関連について、分野及び施策別に視覚的に分かりやすく表現されて います。

本計画で掲げられている3つのテーマと、「まち・ひと・しごと創生」の4つの基本目標の実現に向けて、本計画が伊賀流自治の視点で着実に実行されることを期待します。

「新たな日常」「新しい生活様式」に対応した形で実施されたパブリックコメントの意見募集では、インターネットでの説明動画の配信や、従来の意見の提出方法に加えて新たにウェブ方式を導入するなどの工夫を凝らした結果、多くの市民から意見をいただけたことは大変評価します。これを機により多くの市民の市政参画を進めてください。

当審議会委員からは、食育、観光、学校教育等、パブリックコメントや住民自治協議会からの答申では、上水道、公共交通、人権及び同和問題、住民自治・市民活動等、それぞれの分野別施策に対する意見を多くいただき 、一定の反映がなされています。一方で、個別計画や、それぞれの施策の方向性に対して、説明不足を指摘する声や市民との更なる対話を要するといった意見もいただいているところです。それぞれの分野別施策の推進にあたっては、こうした声や意見に十分留意するとともに、今後も、丁寧な説明を通じて広く理解を求め、市民との意見交換や提案を受ける機会を設けながら、取り組みを進めてください。

以上

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