本市では、「恵み豊かな環境を保全し、さらに市民の健康で安全かつ快適な文化的生活を営むことができる環境を確保するとともに、この環境を現在の世代が享受し、それらを次世代に継承していく」ことなどを基本理念として、2004(平成16)年11月に「伊賀市環境基本条例」を制定しました。2005(平成17)年12月に、「環境保全都市宣言」を行い、2007(平成19)年度には、「恵み豊かな環境の保全と安全と快適な生活を営むことができる環境を確保するとともに、環境に配慮したまちづくりの推進と幸福に暮らせる持続可能な社会の実現」をめざすことを目的とした前計画を策定し取り組んできました。
さらに、地球温暖化対策として、2021(令和3)年3月に「伊賀市地球温暖化対策実行計画」(事務事業編)を策定し、本市が行う事務事業について、「伊賀市EMS」活動を通じて、温室効果ガス削減にも取り組んでいます。
また、本市は、京都府笠置町、南山城村、奈良県山添村と3府県を跨ぐ「伊賀・山城南・東大和定住自立圏」(略称「伊賀城和定住自立圏」)を形成し、相互に役割分担し、連携・協力することで、圏域に暮らす全ての住民が幸せを実感できる地域を形成するとともに、圏域への定住を促進する取り組みを進めています。
各々の地域がその特性を活かしながら、環境・経済・社会の統合的向上に向けた取り組みを進めていく「地域循環共生圏」の推進に当たっては、大阪湾に流入する淀川水系の最上流域である木津川流域の近隣自治体と形成している「伊賀城和定住自立圏」による「流域圏SDGs」の視点が不可欠です。