「望ましい環境像」と基本目標

地域別の環境配慮

本市は、城下町を中心とした市街地、市街地を取り巻く農住地や森林があり、その土地利用や自然環境の現況や特性を考慮した環境配慮も必要になります。

居住ゾーン

現在、市街地や開発が行われているゾーンを、これからも商業や産業の中心的な地域として、市民の都市的で生活を支える市街地地域として位置づけます。

市街地地域では、以下の環境配慮が必要とされます。

  1. 建築物を建設する際には「伊賀市ふるさと風景づくり条例(景観条例)」を遵守し、景観に配慮します。
  2. 開発に対して、自然との共生、資源循環型社会の形成等に配慮した計画に努めます。
  3. 一定規模以上の建築物の新築や改築の際には、建築物省エネルギー法に従った構造とします。
  4. 公園、緑地の充実や緑化推進に努めます。
  5. 交通渋滞の緩和に努めます。
  6. 看板などは良好な都市景観に配慮します。
  7. 合併処理浄化槽の普及に努めます。
  8. 歴史的建造物、遺跡の保全に努めます。

田園ゾーン

伊賀盆地に広がる豊かな農地と農村エリア、その背景をなす中山間エリアを農住地域と位置づけます。

農住地域では、以下の環境配慮が必要とされます。

  1. 農地の保全、管理を進めます。
  2. ため池、湿地帯等に分布する湿地性植物や水生生物の保護に努めます。また、希少動植物の保護に努めます。
  3. 良好な河川水質を維持し、安全な飲料水の確保に努めます。
  4. 休耕地を有効に活用します。
  5. コンポスト等の有機肥料の使用を促進します。
  6. 体験学習等を通じ、環境保全教育の場として活用します。
  7. 合併処理浄化槽の普及や特定環境保全公共下水道及び農業集落排水エリアの水洗化率の向上に努めます。
  8. 地球温暖化へ適応した品種を栽培します。
  9. 不法投棄の監視及び啓発に努めます。

山並み・里山ゾーン

鈴鹿国定公園、室生赤目青山国定公園やその周辺の森林エリアを森林地域と位置づけます。

森林地域では、以下の環境配慮が必要とされます。

  1. 放置されている森林について適切な管理をし、森林の持続的整備に努めます。
  2. 豪雨時に地滑り、山崩れが無いように緑地機能回復等の治山を行います。
  3. 野生生物の生育、生息調査を行い、希少な野生生物の保護に努めます。
  4. 市民、市民団体、地域、事業者等と協力し、森林の持続的整備に努めます。
  5. コンポスト等の有機肥料の使用を促進します。
  6. 体験学習等を通じ、環境保全教育の場として活用します。
  7. 自然歩道の整備を行い、市民や来訪者が自然と触れ合える場所を提供します。
  8. 不法投棄の監視及び啓発に努めます。
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