「望ましい環境像」と基本目標
基本目標2 資源循環 持続可能な資源循環の推進
省資源・省エネルギーを推し進め、ごみの排出抑制、適正処理を徹底し、住みよい環境を守ります。
本市のごみ処理は、現在、伊賀市さくらリサイクルセンター、伊賀市不燃物処理場、伊賀市ストックヤード、伊賀南部環境衛生組合で行っています。しかし、その一方で、ごみのポイ捨て、山林等への不法投棄等公共心や環境マナーに係る問題が多く発生しています。
また、「環境に関する市民等意識調査」で、廃棄物の問題は関心の高い環境問題となっています。大量生産、大量消費、大量廃棄といった生活習慣を改め、資源やエネルギーの利用の節約、効率化、再利用といった社会システムを構築していく必要があります。
このようなことの対策のため、以下の施策を実施していきます。
〈基本目標達成のためにめざすべき数値目標〉
ごみの総排出量
本市では、ごみの減量化、再使用の徹底、リサイクルの推進を啓発し、ごみの排出量を削減していきます。
基本施策(1)ごみ減量化の推進
施策1 ごみの排出抑制
- 「生ごみ処理容器」を保有していない方へ助成金制度を周知することで、購入・利用の促進を図り、ごみの減量化を図ります。
- ごみの減容化の方法やごみの発生の少ない商品に関する情報提供を行います。
- 食べ物を必要以上に作りすぎることのないよう等、啓発等により、家庭系、事業系の食品ロスの削減に努めます。
- 回覧板などのペーパーレス化を促進します。
- 4R(リフューズ(断る)・リデュース(減らす)・リユース(再使用)・リサイクル(再資源化))活動のさらなる推進を図ります。
- 現在使用している「ごみ収集分別表」や「ごみ分別アプリ」の記載内容を改訂し、さらにわかりやすくすることでごみ分別、資源化の徹底を図ります。
- 市民や各団体が実施する資源回収活動を促進します。
- さくらリサイクルセンター資源化処理施設等の設備の充実を図ります。
基本施策(3)ごみの適正処理の推進
施策1 一般廃棄物の適正処理の推進
- ごみ処理に係る経費削減及び効率化を図るため、国が推進する「持続可能な適正処理の確保に向けた、ごみ処理の広域化及びごみ処理施設の集約化」を計画的に進めます。
- 一般廃棄物処理計画に基づく効率的な収集や適正処理を行います。
- 焼却施設、さくらリサイクルセンター資源化処理施設等について、適正な維持管理を行います。
- 市外から持ち込まれる一般廃棄物は、適切な監視や指導を行います。
施策2 産業廃棄物の適正処理の推進
- 産業廃棄物処理施設の新設や既存施設の稼働については、本市の良好な自然環境を守るため、県や関連機関と連携し、指導要綱に基づく指導を行います。
施策3 不法投棄の防止
- ごみの不法投棄の監視に努めるとともに、不法投棄防止のための啓発を行います。
実践すべき環境行動(市民・市民団体・地域・事業者)
市民・市民団体
- 「生ごみ処理容器」を積極的に活用する。
- 生ごみを廃棄する場合、しっかりと「水きり」を行う。
- 再利用を行いごみの減量を行う。
- ごみを排出する際には分別を徹底する。
- リサイクル製品を購入する。
- 「ごみ分別アプリ」を積極的に利用する。
- ごみのポイ捨て等はしない。
- 食べる以上に作りすぎない、作る以上に購入しないなど、食品ロスの削減を行う。
- マイボトルなどを使用し、プラスチック容器、ペットボトル容器の削減に努める。
地域(住民自治協議会等)
- ごみの分別・減量化を推進する。
- 廃棄物のリサイクルを促進する。
- 生ごみの堆肥化を促進する。
- 環境パトロールを実施する。
- スマートフォンなどの活用による情報共有のペーパーレス化を検討する。
事業者
- 廃棄物のリサイクルを促進するとともに、減容、減量に努める。
- 可能な限り天然資源から製造した原料から再生原料へ使用を変換する。
- リサイクル製品をできるだけ購入し使用する。
- 過去の販売数のデータ等を活用し、事業系食品ロスを削減する。